一度裏切られてからの持ち上げに感動
かなり今更ではありますが、映画「カメラを止めるな!」を見ました。
昨日テレビでやっていましたが、放送開始には間に合わず、実は前から見ようと思いDVDは入手していたので、そちらで見ました(笑)。いつでも見れたのですが。。
評判が高かっただけのことはあり、本当に面白かったです。
正直、前半を見た時には落胆しました。「えっ、終わり?」と。
見終わった後の感想としては前振りだったんですね。
この映画ってどうしてそんなに評価されたのか?人気が出たのか?と思いました。
そして、エンドロールがでて、そのあと何かエピローグ的なものが始まったのかな?と思ったら、そちらが本編でした!
本編の後半は本当に面白かった。この裏ストーリー(撮影風景)があるから、あの前編があったのか。。。前編を見ていた時の「ん?これ、どういう意味?なんのため?」というのが分かってさらに面白さ爆発!
つまり、普通は、「面白さ100点」の状態が、
「意味不明マイナス50点からの面白さ100点 → 150点の面白さへ倍増」という感じがします。
最後のほうは身を乗り出してげらげら笑っていました。
この構成は本当に見事でした。ここ最近では味わったことのない満足感。
これを書きながら思い出しただけでゾクゾクしてきます。
既定路線から外れることの正当性
製作費 250万円〜300万円. 興行収入 31.2億円
ということですから本当に見事ですよね。これぞ「企画力」だと思います。
お金をかければ壮大・豪華なものが作れるので、それなりの収益も出ますが、ある程度の方ならやり遂げることもできます。おそらく「レールがひかれた制作」ですね。
このやり方ではおそらく、普通を超えるものは作れません。
やはり既定路線から脱線したものでないと、意外性は生まれません。
そういう意味では私のような一般的な考えを持ち、人と違うことをやって目を付けられることを恐れる人間にはできる芸当ではありません。
他人に避難されようが、自分の信じる道を突き進んでいける人でなければ大きな成功を勝ち取ることはできません。
そういう意味では、日ごろ全く人の意見を聞かず、人と同じことをしたがらない我が道を行く我が子にはその可能性があるのかもしれません。。。
上田慎一郎監督、これからが大変でしょうね。壁が高くなってしまって。。。
次回作に期待しています!