Googleカレンダーで予定を管理していると、ある時、「バックアップをとっておけばよかった!」と思う時が訪れます。
- Googleアカウントが利用できなくなった
- Googleアカウントのパスワードを忘れた
- 別のGoogleアカウントに乗り換えたい
- 誤操作により予定やカレンダーを削除してしまった
- アプリの不具合で予定が消えてしまった
- Googleカレンダーから他のカレンダーに乗り換えたい
管理しているデータがすべてクラウドに保存されるGoogleカレンダーですが、万が一の時に備えて定期的にバックアップを取っておきましょう。
Googleカレンダーのバックアップ方法
Googleカレンダーのエクスポート
「カレンダー設定」の「エクスポート」からカレンダーのデータを出力することができます。
ダウンロードしたファイル
エクスポートしたデータはZipファイルで圧縮された状態でダウンロードされます。
ZIPファイルの中身
Zipファイルを解凍すると、下記のように意味不明なファイル名で、拡張子が「ics」のファイルが含まれていることを確認することができます。エクスポートされたデータはカレンダー単位で、このicsファイルとして出力されることになります。
意味不明なファイル名ではどのファイルがどのカレンダーであるかが判別できません。確認するには、各カレンダーのカレンダー設定で、「カレンダーID」を確認します。「(カレンダーID).ics」というファイル名になっていることがわかります。
icsファイルの中身はVCALENDAR
icsファイルはテキスト形式なので、メモ帳等で中身を確認することができます。「BEGIN:VCALENDAR」という文字列から始まっています。このファイルは「iCalendar」という形式のファイルで、カレンダー毎の各予定が定義されたファイルフォーマットになります。
このファイルの中身まで把握する必要はありませんが、iCalendarの内容を把握されたい場合はこちらをどうぞ。
Googleカレンダーの復元方法
Googleカレンダーのインポート
Googleカレンダーのデータを復元するには、GoogleカレンダーからエクスポートしたiCalファイル(ics)をインポートします。
インポートでは、カレンダー単位でiCalファイルを取り込む必要があります。Googleカレンダーのエクスポートで取得したデータがZipファイルの場合は、Zipファイルを解凍し、中身のiCalファイルを利用します。
iCalファイルを「パソコンからファイルを選択」で指定し、カレンダーデータを取り込む先のカレンダーを指定します。そして、「インポート」を実施すると、取り込んだ予定がカレンダーに反映されます。
インポートされた予定の件数が正常にでれば、取り込み成功です。
Googleカレンダーのエクスポート/インポート まとめ
Googleカレンダーを利用すれば、予定はすべてクラウドで管理され、端末や場所を問わず、予定の管理を行うことができます。しかし、Googleカレンダーにすべてを委ねた状態で、万が一利用できなくなった場合、すべてを失うことになります。
「今日の予定をすぐに確認しなければならない!」となっても成す術もありません。そうならないために、日ごろからGoogleカレンダーのデータをバックアップしておく習慣をつけておきましょう。
デジタルサービスを便利に活用しながらも、その内容を把握した上で依存しないように取り組んでおく必要があります。