新型コロナウィルスの影響により、日本国内でマスクが入手困難になっています。花粉症一家の我が家は昔からマスクを貯蓄していたため、これまではマスクの購入の必要性はあまりありませんでした。
しかし、今後、さらにコロナウィルスの影響が続くと、我が家でもマスク不足になる可能性があるため、マスク不足時の準備をしなければなりません。
世間ではマスクの入手が困難であることから、「手作りマスク」に取り組んでいる方々が増えています。以前は「手作りマスク」では感染防止の効果がない/少ないという話で、手作りマスクの制作・利用については難色を示す雰囲気もありましたが、昨今の状況を考えると、「つけないよりマシ」ということから、「手作りマスク」の制作がより盛んになると思われます。
ネットやYouTubeなどにはかなり多くの「マスクの作り方」のコンテンツがあります。「立体マスクの作り方」や「プリーツマスクの作り方」というタイトルで、その内容に従ってマスクを制作しているわけですが、そもそも「立体マスク」「プリーツマスク」って何?と思われませんか?「サージカルマスク」とかいうのもよく聞きますが・・?
「手作りマスク」の制作にあたって、まずはマスクにはどのような種類・ついて知識を入れ、どんなマスクを作るか考えてみましょう。
マスクの基礎知識
マスクを作る前に、マスクにはどのような種類・機能・素材があるのかを知っておきましょう。
マスクの種類
家庭用
ドラッグストア・ホームセンター・コンビニ・スーパーで販売されているような普通のマスクです。花粉症やインフルエンザ予防のためので非常に安価です。
医療用
病院の手術時に利用される医療用のマスクで、感染防止のために利用されます。「サージカルマスク」と言われます。
産業用
工場や建築現場などで利用される、おもに”防塵”のために利用されるマスクです。
自作する対象のマスクは、もちろん「家庭用マスク」になります。
マスクの形状
家庭用マスクにおいてはいくつかの形状に分類することができます。
平型マスク
昔からある一般的な形状のマスクで、「1世帯に2枚のマスクを供給」と言いながら安部首相がつけていたマスクがこの「平型マスク」です。
一般的な「ガーゼマスク」ではありますが、顔の形にフィットしていないため、しゃべっているとどんどんずれてしまうというデメリットもあります。
安部首相の結構ずれて、あごが見えていましたね。
プリーツ型マスク
市場に出回っている安価なマスクはほぼ、この「プリーツ型マスク」になります。全面が「プリーツ」という「折ひだ」になっているもので、これにより、顔の前面にフィットし、しゃべる際にずれにくいという特徴があります。
立体型マスク
顔の形に合わせて作られており、見た目もすっきりします。女性にうれしい「小顔効果」のあるマスクもこのタイプになります。
口元には隙間も確保されており、女性の口紅の色がついてしまうことも軽減させることができます。
マスクのサイズ
マスクのサイズがあっていないと、顔がはみ出したり、ゴムがきつかったりする場合があるため、サイズは把握しておく必要があります。
一般的なマスクは「大人向け」ですが、子供には一回り小さい「子供向け」を利用するとよいでしょう。
たまに小顔の女性が「子供向け」を利用することもあるかと思います。
マスクの素材
ガーゼタイプ
昔からある綿繊維を重ね合わせて構成したタイプのマスクです。「平型マスク」はガーゼを利用しているものが多いです。洗って使いまわすこともできます。
不織布タイプ
「ふしょくふ」と読みます。複数の繊維や糸を組み合わせ、機械的に製造が可能なタイプで値段が安く、使い捨てのマスクに利用されます。医療用マスクに利用されていましたが、最近では花粉症やウィルス対応として家庭用のマスクのほとんどがこの不織布タイプになっています。
どんな手作りマスクを作ろうか
さて、どのようなマスクを作ろうか考える際に、他の方がどのようなマスクを作っているのかを参考にするのが良いと思います。特にYouTubeには「マスクの作り方」が多く投稿されているので非常に参考になると思います。
あまりにも多すぎて探すのも面倒だと思いますので、お勧め動画をご紹介しておきます。
YouTube
プリーツマスクの作り方
ただ、他のマスク作成の動画そうなのですが、「ノーズワイヤー」が課題になります。鼻の形に合わせてフィットさせるためのワイヤーですが、このワイヤーを、既製品のマスクから抜き出すことを前提にしているものが多いです。
すでに使い終わったマスクがあればそこから抜き出せばよいのですが、それ自体も全くなく、入手もままならない場合には、代用品を探す必要があります。
例えば「テクノロート」「園芸用のビニールタイ」が使えそうです。
立体マスクの作り方
手縫いでもできるので、ミシンをお持ちでない方でも作ることができます。
Web
文部科学省
文部科学省が「やってみよう!新型コロナウイルス感染症対策 みんなでできること」という動画をYouTubeに投稿しています。
4:18から「かんたん!マスク作りに挑戦!」というコンテンツがあります。
よく見ると「鈴木福」君ですね!?女の子は妹の「鈴木夢」ちゃんとのこと。知らなかった。。。
NHKあさイチ
コロナウイルスによるマスクの品薄状態の中で、「花粉症対策」に有効なマスクの作り方を紹介しています。医師による監修もあり。手芸用ガーゼを利用した柄物のマスクになっています。布自体は自分好みの柄をチョイスすればいいですね。
警視庁
なぜか警視庁が「キッチンペーパーで簡易マスク」というページを公開しています。
キッチンペーパー、輪ゴム、ホチキスだけで作るという超簡単マスク。
新潟日報
「平面マスク」「立体マスク」の作り方を紹介しています。それぞれの「型紙」も掲載されています。
出典:平面マスクの作り方
制作する手作りマスクの内容を決める
マスクを制作するイメージができたところで、実際にどのようなマスクを制作するかを考えていきましょう。
形状
・プリーツ型マスク
・立体型マスク
・平型マスク
制作手段
・手縫い
・ミシン
素材
素材については「機能」「コスト」「着け心地」「入手のしやすさ」などを考慮してきめましょう。
・ガーゼ
・キッチンペーパー
・クッキングシート
・コーヒーフィルター
・タオル
・ストッキング
・ハンカチ
・バンダナ
・フェルト
・手ぬぐい
・ナブキン
素材の入手場所
マスクの制作に必要な素材を入手する必要がありますが、外出自粛のこの時期なのでできるだけ通販で購入したいですね。手芸系の「ユザワヤ」「オカダヤ」などもオンラインショップがありますが、配送まである程度時間がかかっているようです。
ユザワヤ
オカダヤ
「キャンドゥ」「セリア」「ダイソー」などの100均ストアも活用できます。
まとめ
既製品のマスクはかなりの品薄状態で入手困難です。外出自粛期間が長くなり、家にいる時間が長くなっているため、主婦を中心に「手作りマスク」が注目されています。
手作りマスクのための「素材」の入手も困難になってくる傾向にありますので、手作りマスクについても早めに取り組んでおく必要がありそうです。