コロナウィルスの影響で、小池都知事が『首都封鎖』の可能性を表明したようですね。『首都封鎖』なんてなると一大事ですね。前代未聞です。
ですが、なぜか私は驚きませんでした。「やはりそうなるのか?」と思いました。
先週、書店で目にした「首都感染」という書籍。このご時世だし、ちょっと興味があったので、図書館で借りてこの3連休、ずっと読んでいました。
【ネタバレあるよ!】
題材としては「新型インフルエンザ」の感染拡大なので、今回のコロナウィルスとは少し違うのですが、中国から拡散し、ワクチンや特効薬がないという状況は、いまの世界の状況と全く同じでした。
この話の中盤では、 日本での感染源が東京であったため、日本全国への拡大を阻止するために「首都封鎖」が行われました。
先週、「大阪・兵庫」間の往来の自粛要請がありましたが、結局のところは、感染者が他の人への接触機会を減らすための措置です。
本作では、影響の少ない地方へ感染を広げないためにも首都・東京が犠牲となり、地方がそれを支えるという構図でしたが、そういう可能性を検討する必要がある時期なのだなと思いました。
今回のコロナウィルスについては私も通勤時のマスクや消毒などで気を付けているつもりではありますが、まだまだ意識は低いように感じました。
国民の一人一人がもっと意識を高め、外出を控えればそのような事態にはならないと思われます。
経済が回らないという問題もありますが、これは政府がちゃんとフォローをする前提で、今は感染が収束するまで我慢の時期ではないかと思います。
そういう意味で、小池知事の「首都封鎖」の可能性の発表については、国民の意識を高めることが目的ではないのかなと思います。
「首都封鎖」になれば、不都合を被るのは自分であるとの認識を持ち、不要不急の外出はこれまで以上に控える努力が必要かと思います。
企業も、もっと大胆なテレワークなどの実施が必要ではないかと思います。