働き方改革が大企業を中心に進んでいます。私の会社も一応一部上場企業ですので、残業時間の規制などが強化されています。
もともと年俸制で残業代はつかなかったため、残業時間が減って残業代が減った・・・ということはなく、単純に、周りが早く帰るから、自分も早く帰る。。。という状況になっています。
昔に比べると、帰宅後の時間が長くなったので、ゆったりとした生活になった気がします。しかし、いろいろな方のブログなどを見ていると、そのしわ寄せは中小企業へ行っているようです。
中小企業では、働き方改革が1年先送りになっています。ですので、残業時間の規制などもまだ実施されていないところも多いかと思います。
大企業にとって、中小企業は大切なパートナーです。下請け企業ではありません。パートナーがなくなれば、大企業の事業も立ち行かなくなります。大企業の担当の匙加減のようなところもありますが、大企業から中小企業へしっかりとしたお金の流れがあり、そのお金が中小企業の従業員へ還元される仕組みがしっかりできていれば、みんなハッピーになれると思うのですが、おそらく一部の人間がそれを妨げているのではないかと思います。
一部上場企業は株主などから毎年、前年越えの成果を上げることを要求されます。常に利益を上げていかなければなりません。その利益の一部はパートナーであるはずの中小企業から値切って値切って値切り倒して得た利益も含まれています。
利益主義の社会がなくならない限り、この構図は続くものと思われます。
競争社会が国民から幸せな暮らしを奪っているのではないかと思います。
早くそのような社会から脱却したいですね。
老後はそのような社会とは無縁の世界で暮らそうと思っています。