先ほどテレビで日本アカデミー賞をやっていたので拝見しておりました。
「万引き家族」が多くの賞を取っていましたね。まだ見てないので、早く見てみたいです。
是枝監督の作品はこれまでにもいろいろ見てきましたが、絶対に見たくない映画が一つだけあります。
「そして父になる」
という映画です。福山雅治主演の映画で、こちらも良い映画だと話題になっていた記憶があります。しかし、私は見ません。見たくありません。
理由は、同じ状況になったら自分はどうするだろうと永遠に考えてしまう恐れがあるからです。
映画のストーリーとしては、2組の家族に生まれた乳児を取り違えてしまい、数年もの間、自分の子供として育てていくというものです。
映画を見ていないので、どのようなきっかけで取り違いに気づいたのかどうかは知りません。何かをきっかけにDNA鑑定でもしたのでしょうか?あり得ない組み合わせの血液型だったとか。。。まあ、それは何でもよいのですが、今までずっと我が子として育ててきた子が他人の子供で、本当の我が子が他人の家族として育てられていたという状況から、その現実を知ったとして、自分だったらどのような選択をするのだろうと考えると、答えが出ません。出せません。
選択としては、
1.これまで通り、他人の子供を自分の子供として育てる。
場合によっては、明確に養子縁組という形になるのでしょうか?
2.これまで他人に育てられた息子と暮らし始める
3.2人とも面倒を見る
4.2人とも手放す
の4通りが考えられるかと思います。
どれもつらすぎるんです。耐えられません。。。「3」はもう一方の家族が許すわけがないですし。
これまでずっと一緒に暮らしてきて、当然我が子と思って育ててきた子を、他人の子だからといって、簡単にさよならできるわけがありません。かといって、本当の子供を他人の家族としてそのままにしておけるわけではありません。
このような考えになるとわかっていて、さらに内容が具体化された状態になっている映画は見れません。。。。みなさん、よく見れますね。。。。
少なくとも最後のほうは号泣しているのでしょうが、精神不安定になりそうです。
実際に見られた方はどのような感想をお持ちなのでしょうか?
とりあえず、今後も見る予定はありません。いい作品なんでしょうけども。。